合鴨完全放し飼い!西崎ファーム

西崎ファーム
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西崎ファームの想い

人口の減少によって食料消費が縮小し飲食店の淘汰が進めば、
大資本低価格のチェーン飲食店か、
体験・トキ・イミといった付加価値を提供するこだわりのある飲食店。
この二極化に拍車がかかることは抗えない未来です。

その未来に向かって、私たち西崎ファームが進む道は2通りあります。
資金を借り入れ、大規模化することで工業的に大量の鴨を飼育し、大資本のチェーン飲食店様に低価格で提供するか
手間暇を惜しまず、付加価値をつけてこだわりのある飲食店様と個人様にお求めいただくか。

私たちは迷わず、後者の道を選びました。
そしてこだわりのある飲食店様にお求めいただける鴨とは何なのか。たくさん話し合いを重ねました。
弊社の鴨を調理している姿、サーブしている姿を想像し、またその料理を味わうお客様のことを想像し・・・。
おいしさだけではなく、体験やイミを提供している飲食店様が、食材にも体験やイミをお求めになることは容易に想像がつきました。
話し合いの結果、完全放し飼いをさらに先へと進めるべきだと考え、完全放し飼いがさらに進んだ先の概念として

自然であること

を目指すべきという結論に至りました。

自然とは、いわゆる一般的に使われるオーガニックという意味とは少し違います。
私たちが考える「自然」とは、「本来のありのままであること」。

地域にとって自然であること
環境にとって自然であること
人間にとって自然であること
鴨にとって自然であること

鴨が本来のありのままであること

無投薬で完全放し飼い。
鴨は体調に合わせて日向や日陰に移動し、昆虫や草木・腐葉土をついばみ、自身で体調を整える。
鴨自身の自己免疫に頼り野生の鴨の生育環境に極限まで近づける飼育方法。
自然環境に寄り添い自然環境の保全に貢献する飼育方法。
育てるのではなく、育ってくれるのを待つ飼育方法。

鴨の成長に合わせて成分を微調整できるようにこだわりの素材での自家配合。
鴨の成長に寄り添いながら、鴨の成長の手助けをしていきます。

ただし、
自然であればおいしくなくていい、なんてことはありませんし、
自然であれば値段が高くてもいい、なんてこともありません。

食材としての大前提である、「おいしいもの」を作っていく為に何を給餌し、どんな手助けをしていくのか。
さらにあくまでも鴨(合鴨)は経済動物です。完全放し飼いとはいえ、自然界よりは高い密度で肥育しています。

これらの前提の上で、鴨にとって本来のありのままの姿で過ごせる環境を作れるよう、日々試行錯誤しています。

おいしいものであること
経済動物であること
自然であること

この三つの視点をかけ合わせながら、
こだわりのある飲食店様に認めてもらえるような鴨を育てられるよう、
日々営農してまいります。